(今回の日記は現在公開中の映画「イントゥ・ザ・サン」の内容に触れている記載があるため、これから「イントゥ・ザ・サン」を観に行こうとされている方、又は先入観なしで映画を楽しみたい方はその点を熟慮された上自己責任でお読みくださいませぶるぶるしぃ〜っと。)
昨夜レイトショウで
「イントゥ・ザ・サン」を見に行った。
太陽の出てる間は家にひきこもりがちな自分にはレイトショウってほんとありがたい。安くで映画見れるし。基本的に週末は仕事で平日が休みの仕事なんでスケジュール的にもまったく問題ないし。
新都心のシネマスQに行ったんだけど久しぶりに拓けた場所に出たような気がしたよ。メインプレイスにはいつものように人がいっぱいいて、いつもは「こいつらみんななにしてるんだろうなぁうざったいわぁほら、
見ろ、人がゴミのようだぁ(from天空の城ラピュタ)」っていらいらしてしまうところだけど昨日の僕は寛大だったんでむしろ生暖かい慈しむような目で道行く雑種多様な群れを眺めておりましたよ。
さておき、映画ね、映画。
面白かった。
都知事が暗殺されて即FBIが踏み込んでくる治外法権ニッポンとか、スティーブン・セガールの呂律怪しい標準語と関西弁ちゃんぷるーの
ムリ目な日本語とか、財閥(?)の人たちとセガールが会見する料亭での舞妓さんたちの足元での見事な着物のさばき具合とか、セガールには日本人得意の相槌(あぁ、うん等のあいまいな言葉や話を聞きながらしきりにうなづいたりして話を聞いているよ〜と相手に知らせ会話を円滑に進める話法)は荷が重いなぁとか。
序盤でセガールのとんでもなく頭の悪いミスのせいで死んだ同僚はその後一度も触れられることもなかったとか、日本人がたくさん出演するとか映画の広告では妙に目だってクレジットされている某若手女優はほんと一瞬しか出てこないとか、大沢たかおが率いるヤクザはみんなお洒落さんだとか(カウボーイハットの人がかっこよかった)。
セガールとは指きりげんまんはしたくないなぁとか日本生まれでヤクザ、中国マフィア双方に太いつながりがあるという設定のセガール(
東京に住んでたはずが関西弁。しかも微妙。)が見事に身近な人々(師父や恋人、同僚2名等)を事件に巻き込んでいってまさに
黒いコートを羽織った疫病神に見えるとか(本人にほとんど自覚なし、自覚しても反省の色なし)。
出てくる女の人はみんな綺麗だけど脚本のせいか大根臭いとか、
死ぬ間際に英語でアイラブユーはないだろうとか、セガールの相手役の英語のセリフが時折明らかに吹き替えで妙に場面から浮きまくってるとか、でもこの人超スタイルいいなぁとか、やくざの大親分簡単に死にすぎとか(そこはもっと貫禄見せてかっこいい最期を飾って欲しかった)。
彫師役の人もかっこよかったけどなんか見切りが妙に
黒々としてのっぺりとしてたり(塗ってるんだからしかたないが)、その人が畳の上で手彫りしてたり、おいおいお前ラスボスと因縁があるなら初めに言っとけよ思いっきり後付け設定っぽいことしてんじゃないよ不動明王さんよぉとか(
ってか不動明王っていう名前はどうよ)。
セガールのことを好きっぽいすっごくかわいいカンフー少女はラストバトルに駆けつけるもセガールになぜか
日本語で悪態をつかれるとか、映画の最後で「おれだよ、おれおれ」とセガールに
俺俺詐欺まがいの電話をかけてくる頭の悪い男とか。
突っ込みどころが満載で、故意なのかそれともこれが製作者達の実力なのか判別がつきがたい映画。でも、面白かったんだよ、ほんとに。
エンディングロールを最後まで見てたんだけど、エンディング曲の「Don't You Cry」のクレジットのとこに「performed by STEVEN SEAGAL」・・・
こんだけアホな映画(誉め言葉ってことで)を作っておいて(イントゥ・ザ・サンの製作・脚本にはセガール自身も関わっている)最後の曲が「Don't You Cry」。セガールの、「泣カナイノカイ?泣ケルヤロ?ッテイウカ泣ケッテ言ッテンジャロウガコノドチクショウガァァァァァァァァッッ!!!!」っていう雄たけびが聞こえてきそうだ。変な関西弁まじりで。
・・・セガールさん、あなた僕を笑い死にさせたいんですかっ!泣けるか。
泣けるか。
泣けるか。
ん、隣の女の人・・・
少しおねぇなそこのあなた・・・
泣いているのか?
泣いているのか??
泣けるのか?
泣いている!!
泣いているよこの人ぉ!
鼻ぐすぐす鳴らしてる!!
セガールに泣かされてるよこの人ぉぉぉぉぉぉ!!
人間の感受性の豊かさには底がないのだな、と、改めて人間の奥深さを学びました。
ニンゲンバンザイ!!